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台風のいたずら その1

数年前のことです。
ある大工さんの作業場へ納品に行ったとき、入り口で中部電力の高所作業者が入り口を阻むように電線工事をしていました。
職人さんに、
「何をしているんですか?」
と聞いたら、
「昨日の台風で電線が切れたらしいので、直してるみたいだけど。」
と言うことでした。
5日後、親方から電話があり、
「直角二面鉋を使おうと思ったら、材料が挟んだまま、取れなくなってしまったので、直して欲しい。」
との連絡があり、即日作業場に行きました。
とりあえず、送り機がガンガンに材料を挟んでいたので、
まず昇降モーターを手で回して送り機を上げ、材料を抜き(ここまで1時間半ぐらい経過)
飛んでいるサーマル(ブレーカー)を解除して、電源を入れなおして、材料を入れたら
「えっー。」
下がるはずの送り機が、上がっていくではありませんか。
念のため、材厚感知(材料の厚みを感知して送り機の上下を決めるところ)を手で入れたら、送り機が上がるはずなのに下がってくる〜。
シーケンサー(モーターの回転を制御するコンピューターのようなもの)の異常かもしれないので、これもチェック。
しかし、これも異常がありません。
ちょっとまてよ。これは三相の電源の逆相(入力の3本線の配列が反対)の可能性があるが機械重量が1.5tもある機械を移動するはずもないので、
考えられるのはこれしかない。電源コードを足か材料で引っ掛けて、外れたコードを間違えて接続したんではないかと電源コードをチェック。
しかし、すべてしっかりほこりがかぶったまま、その可能性はない。
ちょっとまてよ。隣のプレナを回したら、
なんと逆回転!
ということは、台風のいたずらなのか。
とにかく、元電源が逆相ということは、中部電力が接続を間違えたとしか考えられないが、プロ中のプロがこんなことをするはずがありません。
いったいこれはどういうことなんでしょう?
続きは明日
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