先週の解答をします。
先週の問題は「この真ん中の凹んだ定盤、どうやってわずかに凹ませているのでしょうか？」でした。
真っ直ぐにしか動かないフライスでどうやって凹ませるのかと言いますと、まず図をご覧下さい。
まず少しづつフライスを当てていき、定盤の表面の温度を上げていきます。
（普通に削ると手では触れないくらい熱くなり、定盤が反りすぎてしまいます。）
表面の温度が上がると定盤が反ってきます。
そこをフライスで削ると平らになります。但し掛け過ぎるとさらに反るので、これ以上温度が上がらないようにゆっくりと時には休みながら、切削します。
後は冷めて表面が戻るのを待てば、反って分だけ戻ることにより凹むわけです。
どれぐらい掛けたら凹むかは、フライス工の腕の見せ所で、プロの匙加減です。私には分かりません。
この方法だと横方向も微妙に凹みますが、長さが短いのでほとんど分かりません。
それではまた。
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