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今週の問題(曲がらないフィニッシュネイル)

先日ハンマータッカのステープルが座屈するお話をしました。

当然カリン材のような硬いフロア材を打つと同様に曲がってしまい。座屈してつぶれた部分で”さね”の根元を押さえ込むため”さね”の根元も割れてしまいます。
昔、倒産した冨士ハウスが54x45mmの根太を縦にしてピッチを455mmで打っていたため(当時としても考えられませんが)
その床鳴り対策として根太の上にカチカチの12mm合板を打っていました。
その上に12mmの合板フロアをフロアステープルで打つので、硬い合板が原因でステープルが曲がって入りません。
大工さんは仕方がないので、32mmの短い釘を使ったり、曲がったまま収めたりしていました。(こんな体質の会社なんです。)
これでは釘が十分効いていることになりません。そのため硬いブラッドネイル(T型の釘)を使います。
「そんなものを使わんでもフィニッシュを打てば曲がらんで打てるぞ!」
と言われる方が見えます。それは事実です。(効きは悪いですが)
さて問題です。
どうしてフロアステープル(断面寸法1.4x1.6mm)より細いフィニッシュネイル(同1.1x1.3mm)が曲がらないのでしょうか?
皆さんは一週間考えてください。
解答はいつものようにまた来週。
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