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町の大工さん その3

昨日の大工さんから
「でもリフォーム仕事は儲からないから・・・」
と言われましたが、昔のお施主さんは、大工さんの流した力量に対して人工(にんく)を払っていました。
でも、今の若い人は考え方が違います。今はモノを買う時代です。出来上がったものに対して評価します。
だから、いくら汗を流しても今の若いお施主さんは評価しません。
常に出来上がったものに対して理想よりいいものが出来れば「安い」、理想まで至らないと「高い」という評価になります。
あまり掛かった人工は気にせず、これだけのものを作ったらいくら人件費を頂いてもよいか?考えた上で見積もり及び請求して欲しいと思います。
お施主さまが聞きもしないのに、掛かった人工の日数と一日単価を公表する必要はないと思います。
今のお客様は製造側が一日にいくら儲けようが、出来上がったものが買えるか買えないかで判断します。
皆さんもモノを買うときはそうだと思います。
だから、私も修理をする時、部品を全く換えず数時間掛かる修理をした時、1時間いくらなんてことは言いません。
あくまでも、「ここを直していくら」と言います。
それに対して大工さんに「高い」と言われたことは一度もありません。
これからの予算の出せないお施主さんたちのために、これからの世代の大工さんには小さなリフォームでも、笑顔で請けることができる金額で行ってもリフォーム会社からすればお値打ち過ぎる金額のはずです。
そんな能力をこれからのお施主さんにPRしていただきたいと思います。
また、このブログを建築の関係者以外の方が見ておられましたら、
「大工さんってこんなに値打ちなんだ」
と、いうことを周りの人にPRして欲しいです。
仕事をする側も仕事をお願いする側もこのことをしっかり理解していただきたいと思います。
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