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先週の解答(オイルパルスドライバー)

ページビューが早ければ本日中にも200000に行きそうです。
もし200000を踏んだ方コメント下さい。


先週の問題は
「オイルパルスドライバーは、どうしてビス締めが速いのにトルクがこんなに小さいのでしょうか?」
という問題でした。
今回はちょっと難しかったでしょうか。
早速回答をいたします。まずは下の図をご覧下さい。

オイルパルスは上の図のようにオイルパルブロック外側をモーターが回し、オイルの中で泳いでる状態の内側主軸に力を繋げビットを回します。
オイルが詰まっているといっても、直接軸がつながっているわけではなく、外側と内側の位置関係によってクラッチの強さが変わるクラッチ式のドライバーのような構造になっています。
そのためクラッチが一番強い位置であってもトルクがせいぜい30k・N程度です。
ですから建築ボルトのような大きいトルクを必要とするものには使えません。
ちなみにオイルパルスは一回の打撃で回転する量が多いためビスの入るスピードが速いと言われておりますが、
トルクが小さいため、太いビスの場合は逆に遅くなります。
やっぱり、ナットを強く締めたい時はレンチをハンマーで叩いて締めると強く締まりますよね。
叩くことが強いトルクを生むんです。
例外でシャーボルトレンチという機械があります。
これはインパクトを使わずして高いトルクで締めています。
構造は超低速ギヤで500〜800k・Nという高いトルクを作って締めます。
普通なら締まる時に手を取られてしまいますが、シャーレンチはボルトとナットの両方を固定して締めますので、機械の反動は一切ありません。
今回の解説は分からないと言われそうですが、これくらいの表現の説明しかできませんでした。
納得できない方もお見えになると思いますが、ご了承ください。
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