PVアクセスランキング にほんブログ村

高圧コンプレッサーのピストン その2

高圧コンプレッサーの高額修理に対する当店の対策のお話をします。
10年程前コンプレッサーの高額修理が出始めました。
ほとんどが高圧シリンダとピストンのアルミ部分同士が擦れて磨耗しピストンリングで圧縮するに当たり2段目の圧縮をしなくなるため、
10〜20気圧くらいは上がるが、満タンにならなくなってしまう症状が出ます。
この場合は最低でも、高圧側のシリンダ・ピストンリング・シートリングは交換しなければいけません。
さらに、状態がひどいと常圧側の同部品の磨耗していることがあります。
高圧側のピストンやロッドベアリング・クランクベアリングまで壊れることもあります。
ここまでくると修理代が5万円くらいになってしまいます。
自社の利潤を考えたら金額は大きい方がいいですが、当店はお客様の利益が優先です。
とてもこんな修理は受けたくありません。
少しでも、お客様の負担を軽くするため、シートリングが磨耗する前にシートリングを交換する方法を取っています。
さらに、この取替え工賃を無料で行うことをしております。
どうやってこんなことをしているか?
まず、それぞれの機種によって寿命が300時間・500時間・1000時間と分け、お客様の使用状況によって目安の交換時期を求めます。
当店では展示会を1年に2回行っております。この展示会の特典として、持ち込み修理工賃無料サービスを各メーカーさんに課しております。
そのため、それ目当てで展示会に見える方も多く、売上も伴ってきますので、営業マンも喜んで引き受けてくれます。
当然、修理は各メーカーさんが行ってくれますので、当店は余分な手間は掛かりません。
最高気圧が30気圧から40気圧に変わった時は機械の寿命が短くなりましたが、現在はロッキングピストンというものが出てきたおかげで、
一段とトラブルが少なくなりましたが、今度は、ブラシレスモーターを制御する制御回路の故障が多くなってきました。
これもかなりの高額修理になってしまうのですが、現在対策模索中です。
とりあえず、インバーターのない発電機は使わないで下さい。制御回路破損の元です。
その他低電圧での長時間運転も故障の原因となります。
ブラシレスのコンプレッサーは出来るだけ仮設電源直結でご使用下さい。
239097