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紙ペーパー?

私どもの地区だけかも知れませんが、紙やすりのことを「紙ペーパー」と言います。
建築業界だけでなく、私が小学校のころから先生が「紙ペーパー」って言っていました。
これは恐らく「紙下地タイプのサンドペーパー」を略して「紙ペーパー」と言っているものだと思います。
サンドペーパーと言えば、サンダーですが、
丸いペーパーをラバーパッドで削るものを「ディスクサンダー」というのに、
なぜか、砥石を付けると「サンダー」と言いますが、
正式にはディスクグラインダーと言います。
「ディスクグラインダー」のことを「サンダー」と言われる語源は、本来の作業目的が金属のバリ取りや溶接部分の修正で
その作業名を「サンダー掛け」というところから、「サンダー」という説が有力ですが定かではありません。
「振動ドリル」と「ハンマードリル」も別物なのですが、その名の使い方が曖昧です。
人間の押す力で振動させるのが「振動ドリル」
機械が自ら斫(はつ)りながら回転するのが「ハンマードリル」
造作マルノコも未だに間違えている人がいます。
ベースがアルミ製でヒンジ部分に精度を持たせて刃口の開口幅を変えれるのが「造作マルノコ」
単純にベースだけ鉄板からアルミに変えたものが「アルミベースマルノコ」
現在は「アルミベースマルノコ」が圧倒的に売れています。
理由はスライド式の刃口がベースより低くなって逆に精度が落ちてしまっているからです。
売り手からすると紛らわしいものが他にもたくさんあります。
「サンダーの刃をくれ!」
「カッターの刃が欲しい。」
これだけでは、商品が特定できません。
なので、確認のために質問すると
「何で分からない?」
と、少し怒り口調で答える方がいます。
売り手は当然、商品を特定するために色々と質問します。
買い手の方は、怒らずにお付き合い下さい。
売店の1人としてお願いいたします。
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