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100mmの切断砥石って?

100mmの切断砥石といったら、皆さんは何を連想するでしょうか?
大半の人は通称”サンダー”と呼ばれる正式名称「ディスクグラインダー」(マキタはジスクグラインダーと言いますが)
を思いつくのではないでしょうか?
ディスクグラインダーは本来オフセット(ナットがツラから引っ込んでいるという意味)のディスク型砥石を付けて
溶接部分や鉄の一部を削る電動工具です。
決して、鉄を切る道具ではありません。チップソーなどのマルノコ刃などは絶対に使ってはいけません。
但し一つだけ条件があって、日立とマキタは別売りの純正の切断砥石専用カバーを付けた時だけ、使用許可が下りております。
しかし、このカバーは切り墨が見にくく、際も切りにくく、カタログを見せただけで
「いらない!」
と、言われてしまうので、全く売れず、使用者は決まりや安全性を無視して、通常のカバーあるいはカバーなしで作業しております。
切断砥石専用カバーもマキタは10年くらい前、日立も20年くらい前に許可が下りておりましたが、
それ以前から切断砥石は当たり前のようにディスクグラインダーで使い続けております。
20年以上前に販売店が招待された見本市に行ったとき、切断砥石の営業が
「この切断砥石、ディスクグラインダーで使うと良く切れますよ!」
と、PRしておりましたので、
「これはディスクグラインダーでは使用禁止のはずですが?」
と、言ったら営業は?????????????
「えっ!じゃあ、何で使うんですか?」
「もちろん4型のマルノコですよ。」
「そんなこと聞いたことがない!」
周りの同僚に確認しても誰も知らない。そんな状況なんです。
だから、マルノコの安全カバーやアースのチェックをしても、切断砥石のチェックは聞いたことがありません。
下請け従業員がディスクグラインダーの切断砥石で事故が起こったときは、元請の責任になります。
しかし、これが元請に分かったら、通常カバーの切断砥石の使用は禁止になってしまいます。
やっぱり、知らぬが仏でしょうか?
こんなことを書き込むな!ほっとけ!という声が聞こえそうです。
それではまた。
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