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先週の解答(ヨコピタ)

先週の解答を致します。
先週の問題は

どうしてこんなに水面が違ってしまうんでしょう?
また、どうやったら直るのでしょうか?
と言う問題でしたが、ちょっとご覧のなって見える方々の年齢が若い方ばかりでヨコピタそのものを見たことがない方が多かったようで、
分かりにくかったようで申し訳ございません。
そんな中、分からないなりにも勇気あるたくさんの回答を頂きましてありがとうございました。
その中でtakaさま、御正解おめでとうございます。(ちょっとヒントを出しすぎましたが・・・)
それでは、解説に入ります。

皆さんから頂いたホースとタンクの比重が違うために液面が違うと言うことは正解ですが、
新品の時に合っていたはずの比重が古くなるとホースだけ比重が大きくなっています。
ヨコピタの液は昔の青い不凍液を水で薄めたものです。検知器の空気穴は計測時以外は締まっておりますので、乾燥することはほとんどありません。
理由はホースです。ホースは軟らかい高分子樹脂で出来ております。高分子樹脂は分子と分子の隙間が大きいため水の分子(H2O)が抜けていくだけのスペースあります。
丁度サランラップのような生地のため、わずかに不凍液の分子は通過しませんが水の分子は通過します。
そのため1年くらいでは変化がわかりませんが、いつもホースに液体が入りっぱなしなので、5年くらいで気が付くほどタンクとホースの液面は変わります。
(厳密にはタンクも高分子ポリ樹脂なので水は抜けますが、液量に対するタンクの表面積率が大きく違うためそれほど乾燥しません。)
ポリタンクに入っているガソリンの寿命が短いのもガソリンの中に入っている揮発性の高い物質がポリタンクを少しづつ通過するために寿命が短くなります。
また、外部貼っている通湿防水シートもこの原理で湿度を通過させています。
くれぐれもガソリンをポリタンクで保管しないで下さい。
また古い混合ガソリンはオイルが腐るなんていわれる方が見えますがオイルが腐るんじゃなくて、ガソリンの揮発性がなくなるんです。
混合ガソリンは必要な分だけ購入しましょう。
(ホームセンターや金物店で販売している市販の混合ガソリンは特殊な製法で作っていますので、1〜2年は持ちます。)
それではまた。
360713