排気が汚れる日立と汚れないMAXにどんな違いがあるか？
これは基本的な構造の違いによるものである。
日立はピストンの上にエアモーターがあり、排気がエアプラグのところにある。
MAXはハンドル部とマガジンの間にエアモーターがあり、直接後方排気になっている。
実はこれが原因のようである。
日立WF4H2
MAX HV-R41G4
勘の良い方ならこの図でお分かりになると思います。
ビス打機で一番エアを消費する部分がエアモーターである。
エアモーターで高い気圧の空気を下げるため、圧縮空気の温度が一気に下がります。
温度が下がれば、圧縮空気の中で水蒸気が発生します。
MAXは水蒸気のうちに排気しますが、日立は長い配管を通過して後方に排気されるため、
その間に水蒸気が結露し、周りのオイルも呼び込むため汚れたドレン(水分)となって排気口から排出されます。
ここに汚れないMAXと汚れる日立の差が生じています。
日立の汚れ対策としては、とにかく少しでもクリーンなエアを使う以外に方法はございません。
一つの方法としてコンプレッサーとビス打機を繋ぐホースの中間（出来ればビス打機より）に予備タンクを入れ、
コンプレッサーと予備タンクの間のホースをラジエター代わりにして、そのホースで発生した水分を予備タンクに留め
その乾いた空気を使うことにより、少しはドレンが減ると思います。
それでもMAXほどになることは（気体だけに）期待しないで下さい。
それではまた。
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