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ある木工機メーカーの工場見学で

今から20年以上前の話です。
問屋さんの集める販売店会で研修旅行の中にある木工機械メーカーの工場見学が入っておりました。
(某有名木工機械メーカーですが、社名は明かせません。)
自動かんな盤・手押しかんな盤などの製造ラインを順番に説明を聞きながら見せていただきました。
普通なら見学順路が決まっているのですが、その日に限って一箇所通行できないところがあったようで、いつもと違う工場棟を通過することになりました。
すると、この工場にはないはずの
100Vの自動かんなや100Vの超仕上かんなを組み立ててるではありませんか!
(こちらのメーカー名も明かせません。)
しかもその100V機械はいつも自分が販売している機種です。おもわず大きな声で
「何で、この機械がこんなところで組み立ててるの?」
案内員はハッ!と、気が付いたようで、
「ここにあったものは見なかったことにして下さい。」
どうも、見てはいけないものを見てしまったようです。
でも、今から10年以上前に、この作業関係はなくなりましたので、webで漏らしても時効ですから良いでしょう。
しかし、両社の名誉を守るためにも、メーカー名は質問されてもお答えできませんのであしからず。
それではまた。
追伸:その後、当店の隣市の同業者(木工機械販売店)の裏側の道を走ってていたら窓越しにどこかで見たようなものが倉庫内に見えました。
道路脇に車を停めて、倉庫の窓ガラスの奥を見ると
「あっ!この前工場見学に行ったときの三相の手押鉋の定盤だ!」
その隣にその手押定盤の鋳型である木型が山のように積んであります。
噂(本日の機械メーカーの部品製造をこの機械店が製造していること)には聞いておりましたが本当だったんです。
この木工機械店は木型屋さんの出入りが多く、某木工機メーカーから木型依頼や鋳造・フライス加工をやっておられるようです。
某木工機メーカーだけでなく、大半の木工機械メーカーの木型や鋳物は当店の近郊で作られています。
そのため、昔は木工機械の鋳物製のフレームを積んだトラックによく出会いましたが、最近はすっかり見なくなりました。
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