当店と同じ西尾市内の木工機械製造会社です。
さすがにこの会社をご存知の方はなかなかみえないと思います。まずはHPをご覧下さい。
大成製作所http://www.taiseiworks.co.jp/
実は大成製作所ブランド商品はほとんどなく元請会社の名南製作所ブランドの機械を製造しております。
名南製作所http://www.meinan.co.jp/
HPを見れば何を作っているかは、お分かりになったかと思いますが、原木から合板にする機械の製造をしております。
特にこの会社とはお付き合いはございませんが、今から20年くらい前に名古屋の木工機械展に行った時、下請けのはずの大成製作所のブースがありました。
ブースに行ってみると、通常合板は軟らかい原木をカツラ剥きをしたものを縦横交互に接着するんですが、
高周波を使って従来ではカツラ剥きの出来なかった硬い原木を電子レンジの応用で高温でしかも厚く剥くことが出来る機械の宣伝をしていました。
確かに硬い密度の高い木で作られた合板のため、仕上がりはタモの集成材のようにツルツルです。
しかし、コストが高そうですし、何と言っても重い！まず水に入れたら沈むでしょう。
机の天板やカウンターに使うと良さそうですが。とにかく合板でありますからそんな素材が実用されたのは見かけません。
この後、どうなったのでしょうか？
噂では、この会社の納品先の大半が東南アジアと聞いております。
納品は船便で現地に送って、納品係は現地に到着日を合わせて現地接地から試運転まで一週間くらいかけて使えるようにしてから帰国するようで、
いわゆる海外主張が通例のようで、お疲れさまです。
ある時、大成製作所の前を通った時、カツラ剥きをする機械の試運転を工場の入り口前で試運転していました。
興味深く出てくる幅5〜6ｍカツラ剥きの薄い木の皮が今にも千切れそうに風になびいていました。
やっぱり、合板は接着剤で持っているんですね。
でも、接着剤の寿命は10〜15年くらいなのに、木造住宅の耐用年数は25年です。
10年保障もここから来ているのでしょうか？
無垢にこだわる大工さん、何とか言って欲しいですね。
それではまた。
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