先日県外からコンプレッサーの修理持込がございました。
以前にも同様のことがございました。
前回は日立のコンプレサーで近くの販売店に修理依頼をしたら高額のため修理を断念されたようですが、
メールで問合せがあり、修理を運送便で持ち込んでいただき、見積りがそこそこ掛かりましたが、近くの販売店よりも安いとのことで
修理をさせていただきました。
今回は今は亡きカネマツのコンプレッサー”大魔神”KP3310でした。
この大魔神シリーズは部品が安いことは良かったんですが、ピストン（特に高圧）のリング寿命が短く、
使用頻度の高い方にはとてもお勧めできないコンプレッサーでした。
このお客さまよりいつまで経っても満タンにならないとの症状報告がございましたので、
いつもの如く高圧部のリング摩耗と思いカバーを開けて確認ですが、その前に試運転。
すると、モーターの回転がメチャクチャ遅い？とにかくカバーを開けます。
恐らく遅いのはモーターに回転数の指示を出している制御基盤に問題があります。
しかし、対策方法は写真のドライバ（制御基盤）を一式で交換するしか方法はございません。部品代で42000円します。
これだけならまだいいのですが、続けて問題のピストン部を見てみます。
常圧ピストン部
高圧ピストン部
高圧シリンダ
常圧シリンダ
こんな感じですから高額のため修理返却となってしまいました。
お客さま期待に沿えずに申し訳ございませんでした。orz
それではまた。
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