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修理を頼みにくい???

先日の展示会で普段お付き合いのない大工さんが
「道具を修理に出したいんだけど・・・。いつも、買っている店で持って行きにくくて・・・。」
と、いう話がありました。
こんなことをお客様に思わせる販売店には問題があると思います。
当店では修理は歓迎です。
持っている道具をいかに活かすかが、私どもの宿命です。
もし、当店がそれを怠ったら看板を下ろします。
逆にどうして、修理を出しにくい環境になっているか?
・売り手が、とにかく新品を売りたいから修理は避ける。あるいは買い手がそう思い込む。
・買い手が、販売店に対して自分の立場を優位にしたいため、修理をお願いを控える。
・買い手が「えっ修理するの?」とか「まだ使うの?」なんて言われたくない。


でも、販売店はともかく造り手であるメーカーは自分たちが作ったもので喜んでいただけることが本当の喜びのはずです。
確かに利益を優先したら、買っていただいたものが早く壊れて、新しいものに代えて頂く方がいいかもしれませんが、
建築業界の職人さんも同様に逆の立場であるはずです。
作り手は、作ったものを消費者が喜んで長く使っていただけることが最大の喜びのはずです。
それを買い手側が勝手に「修理しないで新品を買って欲しいと思われている」なんて思わないほうがいいと思います。
作った側の気持ちも考えて、大切に長く有効に使うことを考えて欲しいと思います。
私どものように作り手でなくても、販売したものにとって、長く有効に使っていただくことは喜ばしいことです。
「お前にこれを薦めてもらって買ったけど、今これがなかったら仕事をする気にならない。」
なんて言われることが稀にありますが、こんな喜ばしいことはありません。
作り手と買い手のお互いの気持ちを考えて、心をこめて作り、買った側は作り手の気持ちも汲んで、使って欲しいと思います。
それではまた。
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