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今週の問題(高圧コンプレッサーの謎)

昨日は車で3時間掛けてtetsu_9thさまが来店されました。
遠いところ、わざわざお越しいただきありがとうございました。
今週来られるとのことは伺っておりましたが、まさかノーアポで見えるとは予定外でした。
あいにく外出中でしたが、かろうじて市内におりましたので、急遽店に戻り、色々とお話させていただきました。
これから当店の来れれる予定のある場合、できるだけアポ連絡お願いします。
当方、日中は外出することが多いですから。よろしくお願いいたします。


それでは、本題に。
今から20年以上前の話です。
MAXの名古屋支店に意見交換会に行ったときのことです。
その日はMAX本社の設計や役員が来席されていました。
日頃のMAXに対する改正点や批判を思い切りぶつけるつもりで出かけたのですが、
一緒に来ていた同業者がなぜかヨイショの意見ばかり発言して、批判的な意見が言える雰囲気ではありませんでした。
最後まで口を閉ざしたまま、
「最後の何か意見のある方。」
と言われて、ようやく手を挙げさせていただきました。
エアロスミスに高圧のエアで重量鉄骨を打ち抜く釘打機がありましたが、MAXさんは作らないんですか?高圧のコンプレッサーも日立が重機のタイヤのエア入れ用に二段圧縮式の高圧コンプレッサーを販売しております。MAXさんもこれを作れば、今までよりも軽い90mm釘打機や打てなかった重量への打ち込みができる釘打機の販売ができるので、シェアが大きく広がると思いますが?」
と発言させていただきました。
ちなみにエアロスミスはスイスの釘打機の会社で過去にはゲンコツ型のバラ釘打機がかなり販売されました。
重量鉄骨用の釘打機も輸入されましたが、鋼板釘がバラ釘でしかも20kg入りと現実的ではなかったので売れませんでした。
当時は建築用はAK615PやAK715Pなど常圧の一気筒のコンプレッサーしかなく、二段圧縮や高圧の意味を知らない販売店ばかりでした。
質問をぶつけられた本社の方々はなぜか顔を見合わせて、しばらく内緒話。
少し時間をおいて責任者が、
「今のところ、そういったことは考えておりません。これから検討させていただきます。」
とのこと。
それから1ヵ月後にMAXの営業担当が新製品の案内を持って営業に来られました。
「新製品の案内です。今までのコンプレッサー違い二段圧縮式の最高20気圧のコンプレッサーAK7000Eです。」
長年大工さんをやっておられる方ならご存知の通称「青ガメ」です。その営業マンが、
「先月の意見交換会で本社のものが『メチャクチャやばかった〜思わず言っちゃいそうでした。』と言われていました。」
私の自慢話になってしまいますが、こちらがお願いするより前にMAXさんは言われなくても、ちゃんと作っていたんです。
しかし、企業秘密のため、言いたくても言えなかったようです。
でも、この後が問題。
次に高圧の30気圧のコンプレッサーを発売したまではいいのですが、最初に発売すべき90mm釘打機を故意に作らず、
純正の釘しか使えないシート連結釘打機を発売し、日立が高圧90mmを発売するまで、試作で止めていました。
この後、当店のMAXの売り上げが少なくなったのは、言うまでもないでしょう。


前置きは長くなりましたが、さて問題です。
高圧コンプレッサーはどうして二段圧縮なんでしょう。
これを解説する営業マンに出会ったことはありません。
解答はまた来週!
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