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昨日の葬儀

プレカットの記事はまだまだ先が長いんですが、思い出しながら絵を描いていますので、時間は掛かるのはいいのですが、
それ以上に閲覧者に分かりにくいようですので、少しお休みさせていただきます。


今日はブログらしい記事を書いてみます。


先日、近所の水道工事会社の社長が亡くなられました。
通夜は番頭が所用でいないため葬儀のみの参列をさせて頂きました。
斎場は父と同じ場所でした。
開始20分前には斎場前に着いたのですが、予想通り非常の車での参列者が多く、停めるまで10分ほど掛かってしまい、
受付に着いたのは開始10分前。
受付カードの記入は時間がかかるため、名刺添付で済まし、斎場である2階大ホールに行こうとしたら、配管工のHさんが
「利兼さん、ゴメン1階の中ホールで座って!」
どうも2階の大ホールは満員のようである。
中ホールにはプロジェクターで斎場の光景が映し出されております。
丁度プロ野球中継を外野席で見るよりテレビ画像の方が肝心なところが良く見えて良いようです。
今回の葬儀は弔辞からはじまりました。
いきなり「最初に西尾市長さまから。」
先日の日曜に再選が決まったばかりの本人の長い弔辞です。
「続きまして、商工会議所所長さま。」
えっ二人じゃないの、まだあるの?市長に負けず劣らず長い弔辞。
「続きまして友人代表・・・・。」
「最後に社員代表の○○さま」
やっと終わると思って聞いているとこの社員は存じませんが入社13年目のイケメン社員です。
内容は一言一句覚えていませんが、心がこもった力のある弔辞でした。
前の3人の長い弔辞を忘れるほどの弔辞でした。
これから、長い長い焼香が始まります。
周りを良く見回せば、生花が1階のホールに1周ロビーも一周、外の駐車場も1周、こんな生花の量は聞いたことがありません。
参列者は1000人くらい居たでしょう。
1階中ホールで待っている者は30分待ちです。階段まで亀の速度で進み、2列で上る階段でやっと進みだします。
これだけ待ったら焼香は十二分に行わせていただきます。
喪主の長男とアイコンタクトして、また1階に戻ります。
まさにこれがホントの「焼香(昇降)」です。
階段を降りると外で香典返し(正式には「会葬御礼」と言うようですが、この地区では香典返しと言います。)を
配管工の従業員が持ち構えています。
目の前の人は皆、香典返しを頂くと帰路に向かいます。
でも、喪主挨拶が終わっていません。
自分ひとりでも、中ホールに戻ります。
今回喪主を務めているのは亡くなられた社長の長男なんですが、
先日まで、個人で水道工事業を行っていました。
最初はお父さんの会社にみえましたが、うまくいかず、独立していました。
今回はお父さんの具合が悪く、戻ってくるように言われたようです。
まだ30代半ばですから、既製文を読み上げると思ったら、
すべて、自前で力の入ったお礼の言葉と父への想いをぶつけてくれました。
「親父の子供に生まれて良かった!」
これだけで十分でしょう。
今回亡くなられた社長は同じ小学校のPTA会長の大先輩。
喪主はその頃、小学1年生で町内の子供相撲大会で一番元気の良かった子。
自分はその時その子の行司をしていました。
これも何かの縁なんでしょうね。
30年前を思い出しました。
それではまた。
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