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世界で一番安いプレカットその6

鉄工ドリルを使う方法も考えましたが、鉄工ドリルは木工ドリルに比べ、穿孔速度が遅くブッシュの穴も広がるため、
今回は木工ドリルのアサリを少なくする方法を取りました。

加工方法は、いたって簡単です。
305mmの切断砥石を空回転させ、その側面に木工ドリルの中央側面部を当てたまま、ゆっくりと毛引き側面が当たった状態で
90度ほど回転させれば、簡単に出来ます。
治具に通した時、アサリがないほうが、先端のブレも少なく精度も良くなりました。
(もちろんブッシュもギリギリのサイズに小さくしました。)
ちなみにスリットはこんな形でした。
通し柱と胴差連結金具
二階梁と胴差連結金具


後は、捨て切りだけですが、お客様の思惑は
「金具工法は、捨て切りが命。これだけは専用機を使う。」
と言うことで、この部分だけをライン化することになりました。
丸仲 縦型クロスカットソー(実はこれもかつては城南製です)
使う機械は城南製作所の縦型クロスカットソーを使うことになりましたが、カットする長さを決めるのに、
本来ならオート定規を使うのですが、オート定規は本体よりもはるかに高く、この部分は節約したいとのこと。
小林機械オート定規(寸法を入力すると定規が自動で移動します)
そのため、定寸定規が必要になります。一から作るのは大変ですので、何か流用できるものは?
と、考えたところ、すぐに思いついたのが、パネルソーの回転定規。
お客様に説明するのに現物が見たいとのこと。
すぐ近所に従兄弟の建具屋さんがあるので、一緒に向かいます。
続く。
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