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スライドのあるある・・・解説その1

h168さまのコメントでこんなことを書きました。
当記事http://d.hatena.ne.jp/h168/20140317/1395064601
スライドのあるあるに便乗させていただきます。
1.スライドの発売当初、背中の定規の間が異様に広く、短いものが切れない。捨て切り部分が短いと木っ端が巻き込むなどの不評があった。当時散々クレームを付けたら、それを是正した。今のスライドと何が違うのか?
2.スライドで切断する材料が反っている場合で中央が手前に膨らんでいるものは切り終わると「バーン!」と音がして切れる。この時に背中の定規が良く狂う。3.スライドマルノコで切り始めと切り終わり部分は切断途中部分よりも鋸道が広くなる。4.3の現象は留め切り用のチップソーよりもアルミ用のチップソーの方が差が少ない。


この件の続きをコメント欄では写真や図解での説明が出来ませんので、こちらの記事として、ご説明させていただきます。


まず1の件
日立と言うよりも日本で一番最初に発売したスライドマルノコはC8F

この機種はテーブルが回転しないので背中の定規の間隔が狭いが、この機種にテーブル回転機能を付けたC8FBが爆発的に売れた。

しかし背中の定規が異様に広く短いものは切れない。
どうしてこんなに広いのか?
それは角度を変えたときに、これだけ必要だからである。


しかし、現在のスライドマルノコはこんなに広くない。
何が違うのか?
それは回転テーブルの中心位置に問題があった。
材料の安定性を重視すべく回転テーブル面を広く取るために、回転テーブル芯を定規ラインよりも手前に置くことになった。
ここが問題であるために、日立に散々クレームを付けた。
実は回転芯が約3cmズレていた。

対策としては背中の定規に3cmの厚みのものをつければ問題は解消するが1x6のフロアが切れなくなるデメリットがある。
次作のC8FB2では背中の定規をもう少し長くしたがまだまだ広いため、
次の型で背中の定規ラインに回転芯を持ってきて一件落着となった。
続く
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