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お客様は神様です

この日は前日にコンプレッサーの注文を頂いたお客様の現場に配達でした。
今回のお客様にコンプレッサーを購入していただくのは初めてです。
現場に着くと、このお客様
「俺は、壊れてもちゃんと修理してくれるからトシカネでいくらでも買うことにした。ツレに道具のことで困ったらいつもトシカネで行けと言っている。」
「ありがとうございました。」
「値段ならもっと安い店もあると思うが、そんなところに壊れた道具を見せると必ず新しい道具を買えと薦めてくる。トシカネだと壊れても何とかしてくれるから少々高くてもその方が得。」
「決して高く販売しているつもりがありませんが、故障トラブル先の現場引取りは無料、見積もりも無料、代替機も無料だから販売時には最低限の利益は必要で、原価すれすれでは売れませんのでご了承願います。」
この日は、ありがたいご注文とありがたい言葉を頂き、気持ちの良い反面、
同業者がこんな状態では、大変情けなく思います。
とにかくお客様は神様です。お客様のお陰で最低限の生活を送らせていただいております。
ここまで両親の育てて頂いたのも、すべてお客様のお陰です。
今後もお客様方に頼らないと家族も従業員も含め、安定した生活が送れません。
それなのに同じ立場である同業者が簡単に直るはずの道具を無視して、新品を薦めるのは誠に遺憾であります。
同業者に対して失礼だとは思いますが、この場合
1.お客様を食い物と見ている。(こんな同業者は存在しないことを祈っております。)
2.故障した道具の価値観や新品に買い換える必要性があまり理解できない。
3.売り込みが一般化され、お客様が否定することに慣れてしまい、嫌がられても何も感じなくなっている。
また、お客様にも大変失礼であるが、
1.商売人は売り込むことが普通で、言われても「またか」と流してしまい、あまり拒否しなくなっている。
2.近くのそこそこの売上のある販売店が、すべて売り込み一辺倒で価格が安く、おとなしい販売店が売上が小さいため価格が高くなる傾向があるため、売り込み主体の販売店に気持ちが行ってしまう。


でも冷静に考えると、この業界だけ特別のような気がします。
車のセールスマンは壊れたら、すぐに買えなんて言いません。
家電の店員さんでも、そんなことは言いません。
住宅の営業マンでも同様です。
このブログを見ておられる建築関連の業者の方々でもお客様から住宅の調子が悪いと言われたらどうしますか?
恐らく、自分がお施主様だったら・・・と仮定して最善策を取ることを考えると思います。


それでは、なぜ建築工具販売者だけがこんな状態なのか?
それは使う身になっていないため、お客様の気持ちが分からないのか?
売ることが優先されてしまいお客さまの気持ちを分かろうとしないことに慣れてしまったのか?
昔ある同業者が言っていました。
「お客様の気持ちを考えていたら商売にならない。」
同業者の考え方として、このような方が見える間は、まだ当店にとって隙があると思います。


今後、機械が壊れた時に機械の状態も見ずに、新品を薦める販売店が居ましたら、喝!を入れてください。
わがままなお願いで申し訳ございません。
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