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真面目な地球に優しいリサイクルその2

本体の比重が分かっても本体の体積が分からなければ、材質が特定できません。
そのため、調べたいものを水の入ったバケツの中に沈める方法を行います。
体積を計算して求める方法もありますが、これは計算が面倒なのでもっと簡単な方法を使います。


比重が1以上の物質を水の中に沈めると比重がー1になります。(1以下は沈みません)
そのためマグネシウムなら空気中で測ると比重は1.74ですが水の中に入れると0.74になります。
(実際は合金のため、多少不純物が入っていますので、少し違います。)
そのため釣り秤で測ると重量比が、大気中:水中=1.74:0.74≒1:0.43
紛らわしいアルミの場合は、大気中:水中=2.7:1.7≒1:0.63
ですから電卓不要で水中に入れたとき、重量が半分弱になれば、マグネシウム
同様に重量が半分強になればアルミということになります。
※ただし、水中に入れたときに空気が入っていないことが条件となります。


同様に亜鉛合金の場合は、大気中:水中=6.6:5.6≒1:0.848
ステンレスの場合は、大気中:水中=7.93:6.93≒1:0.874
ちょっとこれは微妙ですので電卓が必要ですが良く見ると色も違うしコンクリートに擦ると磨耗度が違うので
ステンレスとの区別は簡単です。それよりも亜鉛合金VSアルミ合金との比較がカギになりますね。


実際に金属回収業ではマグネシウム亜鉛の取り扱いが無いところもありますのでご容赦願います。
それではまた。
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