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WH18DDL2徹底研究1

日立の新型18Vインパクトドライバーについてトリプルハンマーがイマイチ理解できない。
1回転で3打撃と1.5打撃の意味は分かりますが、どうやって切り替えているのか不可解である。
打撃を起こすハンマーには外部から電気的に手を加えることはまず不可能である。
その部分を営業マンに伺っても回答不能のようなので、自分で解明することにする。


まず、考えられる方法としては、回転数が一定以上になるとハンマーがキャンセルすることがあることを利用する方法が考えられる。
(分かりにくくて申し訳ございません。)
それでは4つのモードをチェックしてみます。

1.ソフトモード(左端の赤のみ点灯)
回転数が0〜900で通常のインパクトドライバーのスローと言われる領域しか使えないモード
締めすぎてはいけないネジ、軟鉄製の化粧ネジなどの締め付け用と思われます。


2.ノーマルモード(左端とその右隣の二つの赤が点灯)
回転数が0〜2800で前作のWH18DDLの「強」と「中」の中間くらいの速さでモーターを回しているが、
ハンマーが1回転で3打撃のため、前作の「中」と同じくらいの締まり方のようである。


3.パワーモード(右から二つ目が青で点灯)
回転数がノーマルモードと同じになっているが、仕掛けがあった。
スイッチを握った時はノーマルモードと同じであるが、一定の負荷が掛かるとモーターの回転数を上げている。
使う者が理解していないと+が外れやすいので、注意が必要である。
1回転1.5打撃が働くのはこのモードだけのようであるが、部品が摩耗すると例外が起きそうである。


4.テクスモード(右端が緑に点灯)
テクスを締めやすいようにトルクが掛かるとモーターの回転数を落としている。
そのため、起動時はモーターの回転数が上がるまでトルクが大きいとみなしてしまうためと思われるためか?
起動時は極端に回転数が遅くスロースタートで回転し、テクスを締めるとテクスのドリルが抜けてネジの立て始めの
トルクが大きい時にモーターの回転数を落として+ビット折れを防止しているようである。


続く