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先週の解答(針金連結釘とシート釘)

皆さん大変申し訳ございません。


昨日は先週の解答日でありましたが、間違って本日予定の『今週の問題』をUPしてしまいました。
解答があるはずなのにUPしておらずストレスの溜まっておられる方が見えられましたら
誠にお詫び申し上げます。


それでは先週の解答です。
先週の問題は
Cチャンにプラスターボードを打つにあたり、シート連結を勧めた理由は何だったんでしょうか?
でした。
シートの釘と針金の釘で何が違うかが、今回のポイントです。
さらに今回の条件は特有な条件でした。
プラスターボードを直接Cチャンに打つということです。
少しでも正確に打ちたいのは当然でしょう。
直に打つわけですから、今回使う釘は32mmと短い釘を使いました。
短い釘は打ち込み量が少ないので、パワーはそれほど要りませんが、釘が傾きやすくなります。
厚みの厚い木をCチャンに打つ場合はCチャンに打ちこむときに木が転び止めの役目をするために
少々傾いても鉄板を打ち抜けますが、12.5mm程度の不安定なプラスターボードは傾いて入ると
釘が倒れやすくなります。倒れたら入らないだけでなく、跳ね返って危険です。
そのためにも、より正確に釘を発射する方法を取りたいものです。
釘打機でおおよそ打てる最少長さが最高長さの半分までとされています。
理由は短いほど釘が発射するまでに傾いてコースアウトしやすいためです。
コースアウトすると釘打機で一番高い部品であるノーズを破壊することもあります。


能書きはこれくらいにしてシート連結釘を挿入して


この場合そのまま釘が発射されます。


今度は針金連結釘を挿入します。

ここからドライバーが降りてくると

そのまま発射する際に針金が斜めになるために打ちこむ釘が手前に寄ります。
その状態から針金が切れるために釘先端が前を向いて発射するか跳ね返って後ろ向きに発射する可能性が高くなります。


また鋼板を貫いた後、針金の溶接部で釘が引っかかるために打ちこみ途中で釘先が進路変更する場合もあります。


そのため、シート連結釘の方が間違いが少なく、釘が真っ直ぐ入りやすいということになります。
今回は工場内でプラスターボードそのものが仕上げだったので、より綺麗に打つことも考慮しました。


今回は最初に正解を頂いたtetsu_9thさま、おめでとうございます。