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深切マルノコのおさらい

現在売れているマルノコのほとんどが深切。
深切の定義は標準タイプのマルノコよりも余分に切れるような細工の施しているマルノコになります。


どうして売れているか?
1.(単純に)余分に切れるから。
これは見た目だけと言うか、完全な売り手のトークです。
2.同じ切込みなら1ランク小さいマルノコで済むから。
こちらの方が本命でしょう。ただ、パワーも1ランク下ですが。


どこを変えているか?
1.フランジを小さくしている。
デメリット:刃がブレやすい。
2.主軸のギヤ下が当たらないようにギヤの径を小さくしている。
デメリット:ギヤの耐久性が悪い。
3.ギヤの径が小さいとモーターがベースに当たるので、モーターと主軸のギヤの間にもう一軸ピニオンギヤを入れている。
デメリット:モーターと刃物が同じ回転方向になるため、起動反動が大きい。


これらを踏まえて今後の対策
1.深切は軽作業用と言う前提とする。
2.造作用なので切りこみは45mm切れれば良いが、刃物が研磨して小さくなっても切れること。
また、+5mmくらい出さないと本体が浮くので、切りこみが55mm前後必要である。
すると165mmタイプは深切にする必要はなくなる。モーターだけ小さくすればいい。
147mmだけ深切にした方が良いかもしれない。
147mmの場合でも、フランジ径を深切と標準の中間にして切込み量50mmとして
中間ギヤをやめ、モーターの径を若干細くして何とかなるような気がする。
3.チップソーは52Pと言う考え方が一般になっているがチップソーの出初めは40Pだった。
現在マルノコで仕上げカットがほとんどなくなったので、以前のような40Pを使うようにすれば
マルノコの負担も軽減する。使用者の意識改革も必要ではないか?


さらにもう一つメーカーさんへ
パワー・能力よりも精度を優先してほしい。


結構辛口な発言であるが批判コメント歓迎いたします。