まずは、こちらの写真をご覧ください。
さて問題です。
この写真には間違いがあります。
いったいどこでしょう?
ところでこの機械は言わずと知れた傾斜盤です。
定盤が傾斜するから傾斜盤。
刃物が傾斜するものは軸傾斜昇降盤。
傾斜機能がないと、ただの昇降盤。
自動送り機が付くと自動溝突。
横切り装置が付くと横切盤で、
横切り移動量が1間以上だと縦切盤になります。
どうでもいい話を挟みましたが、冒頭の問題の答えは「マルノコの安全カバーがない」が正解です。
それでは、マルノコ刃を使うためにはどうするか?
基本的に傾斜盤には安全カバーの設定がありません。
もちろんチップソーしか付かないわけでなく、溝突の刃も付きます。
ですから、使用目的を明確にしていない傾斜盤は、違法とは言えません。
チップソーを使うためには
1.加工材投入部分以外をすべて覆うカバーを付けること。
2.割矢と呼ばれる刃の後ろに指が入らないようにするチップソーよりも薄い板を付けること。
現実問題として、割矢を付けると「あて材」と呼ばれる挽くと締まる材料は使えません。
ですから、合法で使うにはかなりの難があります。
ところで、傾斜盤で良く質問があるんですが、
この部分、にグラインダー砥石を付けて使われている方がおられますが、もちろん違法です。
「じゃあ、これって一体何?」
と質問をされます。
さて問題です。
写真の赤丸で囲んだ部分は何をすることが目的なんでしょうか?
解答は、また来週!