PVアクセスランキング にほんブログ村

今昔物語(マルノコ刃)その1

先日、倉庫の整理していたら、珍しいものが残っていました。

このマルノコ刃は茨目と言って、木を切断(切断=横切り)するときに綺麗に切れる刃として、
世の中にチップソーが普及するまで使われていました。
(縦挽き刃ももちろん別にありました。兼用目もありました。)
それまでは古材を切ったら一発で切れなくなる通称ハイス刃が使われていました。
※厳密にはハイス(ハイスピードスチールの略)ではありません。ハイスではアサリを出すと折れてしまいます。
当時はベニヤもそれほど使わず、木の切断はほとんど目立式の手鋸でした。
今から40年ほど前にチップソーが普及し始めました。
しかし、チップソーは
・高い
・欠ける
・(切れが)重い
※ハイス刃はアサリ式のため側面の接触抵抗が極端に小さいため、モーターの負担が少ない。
・自分で研げない(この当時の方は、結構自分で研いで、アサリも出していました。)
さらに今では考えられませんが、マルノコを購入すると必ずハイス刃が装着されていました。
チップソーが、ようやく普及した30年以上前はこのハイス刃を新品から捨ててチップソーに交換していたのが大半でした。
それでも、日立やマキタが頑固一徹「刃物なし」も「チップソー付」も発売しませんでした。
その後「チップソー付」には転機がありました。
続く
4248098