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先週の解答(これは何でしょう?)

それでは、先週の解答です。
先週の問題は

これは何でしょう?でした。
かなり前に廃盤となっておりましたが、現在でも現役で使われている方が結構おられるようで
当方びっくりしております。


これはワンツーBOXと言いまして、連動式の集塵機が発売される前にあった商品です。

見た通り、集塵機を集塵機用のコンセントに差して、防塵マルノコを電動工具のコンセントに差すと
防塵マルノコのスイッチを入れたときに集塵機が連動して
防塵マルノコのスイッチを切ってもホースの粉塵を吸えるように
10秒前後集塵機を回してから自動停止する装置です。
確か定価で32500円だったと思います。
小型連動集塵機の450(P)とあまり変わらないので、廃盤なのは当然でしょう。


ところで、この写真から不自然なところがありますがお分かりになりますか?
ブレーカーの容量が30Aになっています。
100V電源には必ず20Aのブレーカーが付いていますから30Aでは用をなしません。
漏電だけのため、と言えば理屈は通ると思いますが、漏電ブレーカーでも20Aを使うべきだと思いますが、
本当は15Aにしないといけません。
電源プラグの容量とコンセントの容量が15Aですから、20Aで長時間使うと
コンセントが焼けてしまいます。
ただ現実問題として集塵機は10Aくらいで防塵マルノコも10Aくらいですから
15Aではクレームの嵐でしょう。


実はこのワンツーBOXですが、某販売店の考案された商品らしく
考案されたご本人から、伺いました。
ちょうどマキタフェアの時にワンツーBOXの説明に来られておりまして、
「これ、どうやって連動させているか分かりますか?」
と聞かれましたので、
「それは、電動工具側の入力が入った時にわずかに発生する電磁誘導の交流をトランジスタで増幅させて、リレーをかければ簡単だと思いますが。」
「ははは・・・。分らんだろ。」
と、言いながら別のところに行かれました。
現在の連動式集塵機は、みんなその方式のはずだと思いますが。


明日も問題です。