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久しぶりの試作 その1

本日は、何度も修理記事を書いたお客様のところに整備済みのパネルソーを納品します。
先週も手押し鉋と傾斜盤と超仕上鉋を納め、その合間に別の木工機械の修理を挟んで
あまり身動きが取りづらいですが、先日福島の方からの宿題を脳裏に残っているうちに形にしないとと思い
実行してみました。


この発端は首切り鑿の刃の付いている向きの逆バージョンができないか?

との依頼でした。
でも、この方法の場合微妙な高さを加減できないと思います。
本来なら市販の逆鏝鑿を使いますが、この件はかたさんさまのブログで問題点を指摘されていました。

http://ameblo.jp/mosimosikame3/entry-12213846143.html
このブログ記事の内容を見られた結果、叩いても刃先が下に逃げない鑿が欲しいとのこと。
色々考えてみましたが形にしないと分かりませんので、これを宿題のままとなっていました。


いざ作ろうと思いますが、あくまでも予算のない試作のため、素材はすべて廃材で作ります。
最初は13mm角の鉄の角鋼があったので、それに要らなくなった超仕上げの刃を付ければ、
と思いましたが、この方法はどうしても高さの微調整ができないだけでなく
刃先の左右が傾いても加減ができません。
かたさんのブログで紹介して頂いたドライバーで作った形状でもダメだし
高さの加減だけなら下に紙のようなものを敷けばいいですが、左右の傾き加減の調整もできないといけないし
それと手前とほぼ水平方向に奥まで突くことが目的であるが場合によっては微妙に上向きに突いた方がいい場合も考えられる。
そこで最初のドライバー改造逆鏝のみに一工夫、手を入れてみる。

続く