超仕上鉋の音が悪いとの依頼で現地に伺います。
今回の機種はシンクスの3XV-360（通称：スリーエックスファイブさんびゃくろくじゅう）
異音の元を調べるのにベルトを手で回すとベルトの回転ピッチとは全く違うので
減速前部分に確定と推理し、モーターを外す。
よく見ると大きなギヤはナイロン製。
よくあるケースではあるが、両方共金属製にすると、故障したときに全滅になるため
片側を銅や樹脂を使うことがある。
今回はナイロンのギヤが欠けていた。
今は回転していたが、経年劣化しているし、すぐに空転して使えそうもないので新品を取り寄せる。
ギヤプーラーを掛けるようなスペースはないので、ナイロンギアに二か所あるM8雌ネジにボルトを差して
ボルトを締めることによって抜く。
しかし異様に重い。
何とか抜けたが、よく見ると
左のボルトが当たっていた。
新しいナイロンギヤは邪魔なボルトを抜いて入れようとしたがやっぱり固い。
結局持っていた石頭槌がなければ入れることができないくらいであった。
