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先週の解答(連結ビスの違い)

早速ですが先週の解答になります。


先週の問題は

一般に木下地用に使われています木・薄鋼板兼用タイプは
ハイローと呼ばれる高い山と低い山が交互になっていますが
どうして、これが薄鋼板兼用になるのでしょうか?


でした。


今回の3種類のビスのうち、軽天用ではないコーススレッドだけが「一条ネジ」と呼ばれる
1本の山が螺旋になっています。
ハイロービスは高い山と低い山の2種類のネジ山が螺旋になっている「二条ネジ」になります。
同様に軽天ビスは二つの低い山が螺旋になっている「二条ネジ」になります。
一条ネジと二条ネジの違いは1回転すると1山進むのが一条ネジで
1回転すると2山進むのが二条ネジになるわけですが、それは今回の問題とは関係ありません。
今回のポイントはネジ山の効き方になります。

コーススレッドは薄鋼板に対してネジが1か所しか効きません。
そのために十分な保持力が出ません。
ハイローのような二条ネジはネジが2か所効きます。
またその2か所が左右対称の位置にあるため、ネジ山が均等に働きます。
それでは実際に締めて確認します。

締めたものを揺すってみるとコーススレッドだけが遊びが大きくなっていました。


今回の解答は、あくまでも自分の考え方ですので、異論があるかもしれませんが、ご了承願います。