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無記名のメール

この件につきましては時々触れておりますが、
無記名の問い合わせは基本お答えできません。
理由は、次回その件の続きを問われましても前回履歴が確認できませんですから。
では、続きの無い単発の問い合わせだとしたら?
これは、見返りの無いタダ働きになります。
それでも自分は構いませんが、日ごろお世話になっている方に対して失礼ですので
お世話になっている方々のためにお答えしません。
先日も無記名で分解図が欲しいとの依頼。
分解図なんてメーカーに問い合わせるべきだと思います。
ですから、「メーカーにお問い合わせ願います。」と当方の記名の上、返信しました。



二日前に発信者が県外の「金物屋」と記名されたメールが来ました。
内容は、地元の某プロショップAが某エア工具メーカーBの商品を安売りをして困っているとの内容。
原因がその代理店Cが地元の販売店にお世話になっているのにもかかわらず、
プロショップAから手を引かずに卸していることと思われている。
また同様の理由で別の販売店も代理店Bから手を引いているとのこと。
しかし、プロショップAに営業に伺っているのは代理店CではなくメーカーBである。
代理店Cが手を引いてもメーカーBは別の代理店にお願いして同じことを続けるはずである。
だから代理店Cは手を引いても結果は同じ。
本来なら地元の販売店の矛先は代理店Cではなく、メーカーBである。
しかしメーカーBも手を引けば他のメーカーが優位になるだけであるが
メーカーも生きるか死ぬかなので、そんなことはできない。


さらにメール文面の後半に「プロショップAは愛知県に展開を図っている」とのこと。
ここまでのことを推理すると、代理店Cに対する嫌がらせの可能性が高い。
幸いにも今月から赴任した営業マンが先月までプロショップAの担当だった。
おおまかな話を聞くと愛知県のプロショップとほぼ同じ形態。
その程度なら、「いらっしゃい。ド素人販売店がお迎えします。」と言いたいところ。
念のため、代理店Cにも確認したら
「同様の件、他の販売店さんからも4〜5件伺いました。」
今回の件で、代理店Cに非はございません。
とにかく一般の販売店はメーカーに弱い。
メーカーに嫌われると商品を有利に回していただけないだけでなく修理に困ります。
だからメーカーを悪者にせず、代理店を悪者にしてしまいます。
そもそも代理店は信販会社のようなもの。
ほとんど利益を取っていません。
メーカーからすれば、代理店があると販売店が倒産しても代理店から集金できるため
夜逃げしそうな店舗を持たない外販限定業者でもどんどん営業ができます。


今回の件で、もしも嫌がらせが目的なら、そのパワーをお客様のために使ってほしいです。
必ず、良い結果が出ますから。


ちなみに今回のメールに2度返信をしましたが、返事はございません。
期待もしていませんが、少し手もお客様のために良い方向に近づいて頂けることを切実に願っています。