昨日は、10日集金予定のお客様が急遽支払いができないとのことで11日朝に伺った。
話を聞くと叔母の葬儀だったらしいが喪主が取引先の大工さんだった。
そんな話を聞いている時にカミサンから電話が
「二階のトイレのドアが開かなくなったけど・・・。」
そのまま自宅に向かう。
自宅のトイレを確認すると内鍵状態。
原因は不明であるが、外から開錠できない古い表示なしの錠である。
せめて表示があればマイナスドライバで表示部分を突くと開くんであるが
今回は、その手が使えない。
よく見ると丁番のヒンジが抜けるタイプだった。
ヒンジを抜いて強引に丁番側を引っこ抜くがクリアランスが無いので簡単には外れない。
仕方がないので、丁番掘り込み部分の奥のメラミンを削って半ば強引に引き抜くと開いた。
今回の原因は錠の付ける位置が悪く、戸が開いている時に鍵のかかった状態で締めるとロックが解除されない。
錠を外して2ミリほど枠側に寄せて元通り納めると今度はロックしたまま閉めても開錠する。
ただし、丁番側を強引に開けたので
内側のメラミンが破損している。
これではお金の頂ける仕事ではない。
夕方コンプレッサーを納品した帰りに飲み物でも買いに行こうと通り沿いのディスカウントショップによると
運転席側の窓から誰かがのぞいている。
「お〜い!」
誰かと思ったら私の心の師匠である元マキタのMさんであった。
「お久しぶりです。」
父への手紙の記事の時(H大工さんの葬儀)依頼である。
全然変わっていない。
「今は毎日お休み。やることが無い。」
「Mさんのいないマキタなんてつまらないですよ。」
「今は、どうだん?」
「金物屋は今悲惨な状況ですよ。でも最近のマキタの営業は能力が落ちているね。」
「それは違うぞ。アンタが歳をとったせいだ。」
こんな感じで10分ほど話をしたら、買い物終了した奥様がお帰りになるのでお別れした。
もう会うことはないかもしれませんが、今後も元気でいてほしいですね。