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お客様を守る

以前プレカットの謙で確認書の依頼された大工さんから電話が
「この前買ったロール釘返品できる?」
「封が開いてなければ 構いませんが」
「この前の現場の仕事辞めるから。」
「はぁ?」
「材木屋の請求書を持っていったら『話が違う』って言われて、集金出来ないから材木屋にそれを言うと『だったら売らない』と言われちゃってパニくってる。」
「常傭仕事の訳だから、お施主さんが自分で直接支払うつもりだと思うんですが、今時そんな仕事形態はないから、材木屋も対応できないでしょうね。プレカットもあるから、普通は門前払いですね。」
「だから俺が代わりに窓口になったのに、なんでこうなるの?」
「とりあえず材木屋に支払わないといけないから、大工さんには落ち度がなくても頭をさげて材木屋さんにお施主様用の請求書を作って頂いて振り込んで頂かないとダメでしょう。」
「それ、俺がやるの?最初に話が合った時は材木屋は大工さん経由なら良いけどお施主様直なら受けないと言われたんで事情を話したうえで掛かったのに。」
「でも、一方的に話をしてもお施主様が理解出来ていなかったら大工さんの負けです。最初に仕事を請け負ったでしょ。請け負った時点で請けて負けたんだからその時点でこちらの負けです。頭を下げてお願いしてください。」
すると数十分後また電話が
「さっきの件だけど、材木屋に聞いたら、その段取りをしてくれているみたい。」
「だったら、『売らない!』と言ったことは訂正してくると思いますが、素直に許してあげてください。」
と言うことで一歩前進したでしょうか?
利益にならないことでも日頃お世話になっているお客様を助けることは当然の行為です。
材木屋と大工手間の集金が完了したら、その現場から離れた方が良いでしょうね。
万が一お施主様が折れてきても、ある程度経つとまた本性が出てきそうですから。