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久々の0起点

遠方からの依頼のC8FC。

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依頼内容は安全カバーと刃口板が付いていないので、付けてほしいとのこと。

それ以外に不足する部品もあったので手配し、昨日交換する。

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刃口板を交換すると90度は、切っても良いが、45度軸傾斜は許可を取らないと

勇気をもって切れません。

許可を取って何も考えずに軸傾斜45度カットすると

90度カットよりも右に1cm近く鋸道が落ちてしまった。

C8FCは忘れもしないが軸傾斜時

起点ではなく鋸道芯起点なのでそんなことが起きるはずがない。

念のためモーターがターンテーブルに取りついているところを外すと

座金が3枚入っていた。

これはh168さまがかつて行った方法と同じであるが

3枚だと精度が出ないので、ここまで大きくずれたのではないか?

計算上では0.4mm垂直に上げればいいが、何か手持ちの”すきみ”はないか?

探してみると意外なものが使えることを発見。

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昔の三相ブレーカー代わりに使っていた時の爪付きヒューズ。

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銅板の部分の厚みがちょうど0.4mm。

しかもボルトを緩めただけでちょうど入るサイズ。

実際に切ってみるとほぼ0起点だった。

ただ機械が古く、多少遊びがあるので

軸傾斜切の時は真下に押すと刃先が左にズレるので

軸傾斜の時は刃の下ろす右下方向に押さないと0起点とはいけないようであった。