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マキタ新型40ヴィmaxインパクトを裸にする

何度もくどいようですが40ボルトではありません。

公称電圧36Vで名称が40ヴィmaxの新型インパクトの謎を日本最速で調べてみました。

従来の40ヴィmaxのインパクトは従来通りハンマースプリングが1本です。

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23番がハンマースプリングで通常は19のアンビルと20のハンマーが連結しており

一定の負荷が掛かると23のスプリングが縮められ20が退避するために19から外れて

半回転空転しスプリングに伸ばされて

180度回転後19番を叩いたものが打撃になります。

それに比較して新型の構造は

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従来の21番のハンマースプリングの内側に19のワッシャを挟み

弱い18のスプリングと強めの20番のスプリングが入っており

2個あると思ったハンマースプリングですが実は3個ありました。

しかし17番と22番の挟まれているだけなので負荷や回転速度の違いで

スプリングが対処するとは思えません。

で、実際に木ねじを締めてみました。

すると、新型の方がカムアウトしにくいように思われます。

どれくらいかと言うと

18V機の現行のTD172のひとつ前のTD171のもうひとつ前のTD170くらいでしょうか?

どうしてカムアウトしにくいか?

デュアルスプリングのせいではないと思われますが

カタログを調べてみますとあることに気が付きました。

木ねじの締め付け速度が新旧変わりませんが、

M8x16ボルトの締め付け本数が違っていました。

旧モデルは4500本に対して新モデルが4100本。

新型の方が約1割劣っています。

締めた時に思ってはいましたが、数値を見てさらに確信できました。

新型の方がハンマースプリングが弱いと思いました。

弱ければカムアウトしにくくなります。

それを変態スプリングかモーターの特性で

木ねじの締め付け本数が減らないような工夫がされているような気がします。

何度も言いますがインパクトドライバーのトルクと言うのは

打撃力でもなければ主軸の駆動の強さでもありません。

各メーカーが個々に決められたボルトを3秒間締めた時の締め付けトルクになります。

各社土俵が違うものを比べあうこと自体がナンセンスな話です。

40ヴぃmaxに拘るなら新型のTD002の方がお勧めできますが

それでもカムアウトして使いにくいと言われるのであれば

中の2個のハンマースプリングを抜いたらさらにカムアウトしにくくなると思いますがまだ実験しておりませんので、ご了承願います。