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昨日は100点

昨日は、予定通り午前11時に小牧まで修理に出発しました。

依頼内容は

1.常盤の固定定盤自動カンナのベルト交換

2.日立の超仕上PF90Fの微調整が動かない

3.ホイストが動かない

以上の3点でした。

現地には12時30分に到着しましたので、1時まで状態の確認をします。

1は2時間コースの予定

2はコードの付け根が怪しい

3はナイフストック一式逝かれているので予め持ってきた中古品で対応。

さらに追加依頼で

4.飯田工業の直角二面カンナの縦軸が切削中に止まるとのこと。

また

5.固定定盤の端落ちがあるとのこと。

全部完了できるか不安であるがやれる範囲で処理をする。

まず1のベルト交換をする。

事前にお手伝いを頂くことで工賃を安く見積もってある。

なので遠慮なくお手伝いのお願いをする。

慣れない機種だったが1時間半で終了。

次に2は説明し中古品で納得いただく

3は3階なので飛ばして4は縦軸のVベルトが痩せて伸びたようにだらだらなのが原因。

伸ばして対処するが、調整しろ限界なのでベルトを交換しないと直らない。

幸い、ここは飯田工業の近所なので電話で確認すると

「この近くのベルト屋さんには置いてないけどここに1本だけあります。」

とのことで、飯田工業まで取りに行く。

それほどの距離はないが名古屋高速東名高速の合流点なので車が進まず

往復40分ほどかかってしまった。

4の件はベルトを付けたら起動時に「キーッ!」と滑る音がなくなったのでOK。

5は1寸材を両端で削ってそのまま再度半分まで突っ込んで停止させる。

すると自動カンナの刃先の高さと材料の上面の位置が同一面になります。

その上に載っている2本のローラーとチップブレーカーの高さを同一位置から

すべて1mm下げて

プレッシャーバー(刃の後ろの鋳物押さえ)を0mmのままで固定します。

それで試運転すると端落ちがなくなりOK頂く。

最後に3階に上がり3のホイストチェック!

動いたり動かなかったりで叩くと動くと言われるので、

引き込み線のどこかが接触不良かと睨み、入力電源状態を確認するがどこも異常なし。

するともう一つの原因として考えられる逆相リレーの不良を疑う。

逆相リレーとはモーターが逆転するようなつなぎ方をした際

例えばフックが上限にあったとき下におろすボタンを入れると

上に巻き上げてしまうための破損を防ぐリレーである。

テスターで調べることは難解であるが、大体この部品は10年過ぎると壊れるので

疑うべきである。

もちろん交換部品はないが同意があれば裏技で外してショートすれば使える。

ただし、逆相リレーのないホイストを再度配線しなおすときは注意が必要であるが

その件はその場で了解を頂いたうえで

逆相リレーの入力の3本を外し、OUTPUTをショートして試運転すると

正常に動きました。

これですべて終了。

もう少し要領よくできないといけない部分もあったが、

お金を頂く仕事評価は、お客様の笑顔で決まります。

この日のお客様の笑顔は完璧でしたので今回は100点でした。

画像を撮る間もなく申し訳ございません。