販売店やユーザー様の中で
「電子正準は振動のある所でも使える。」
と言われている方々が見えます。
でも、メーカー側は、そのようなことは言われていないと思います。
不安定な足場板に乗せたり、
鉄骨の建物で、その付近で大型の重機やハツリを行なっていると
ジンバル式のレーザーは揺れて墨が定まりません。
ところが電子正準の場合、そのような揺れ方はしません。
止まったままなので普通に墨ができるように見えますが
実は昨日のセンサーLEDが点灯して5秒くらいかかってジャッキモーターを回し続けるので
目視では止まって見えますが、実際には1往復3~5秒くらいの遅さで振動しています。
(しかも揺れ幅が小さいので極度に遅いのと反転する際一時的に停止します。)
でも、これだけ遅いと使用者は揺れているとは確認できません。
揺れ方によってはジャッキモーターが回るに至らない場合もありますが
使用者にはセンサーランプが点いていないことを確認の上、
ラインを確認してほしいと思います。
ですので電子正準は「振動しているところでも使える」のではなく
「振動しているところで使ってもベアリングの精度には関係ないので壊れにくい。」
だから言い方を変えると「振動の多いところで使える」(壊れにくいから)
と言う解釈をされた方がいいと思います。