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「儲かっているね」

このタイトルは禁句である。
今から50年くらい前は褒め言葉であったようだが、
現在でもこの言葉を無意識に言ってしまう人がいるが、(故意の言われる方もいるようです)
言われた方は99%不服に思われるでしょう。
仕事を忙しそうにしている方は、大半が薄利多売だからこそ、仕事が多いはずである。
利益のある仕事は、他社は見逃すはずがない。
当然、同じパターンで少し安くして、仕事を取っていく。
さらに別の他社が同様に乗り込んで負の連鎖が起こっていく。
特許や実用新案を取っても、それに引っ掛からない方法で似たような手段で競争される。
例外として、ある会社にしかできない特殊な技術や何十年もかけて成し遂げた熟練工の技なら
他社には真似できないが、そんな仕事依頼は多くはない。
だから


”継続的に儲かる仕事はない”


というのが持論である。
実際に一時的に儲かっている方に
「儲かっているね」
と、言われても、それまでの努力があってのこと。
その手間や資本を考えると儲かっているとは言えないが、言われた方は不愉快である。
同様の意味であるが
「頑張っているね」
と、言うべきである。
仕事には対価がなければいけないが、
ものづくりの評価は対価ではなく、出来上がったものと、出来上がるまでの過程である。
それを、作る側も取り巻く側も理解してほしい。
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