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先週の解答(丸のこのブレーキは?)

先週は仕事が暇で、15インチのノートパソコンが見にくくなってきまして、ここらで一丁新調しようかと、
17.3インチのノートパソコンがデルで6万ちょっとで買えたので、
注文したのはいいんですけれど、二日後に愛機の15インチのノートがやきもちを焼いたのかフリーズ。
再起動してみるが、何度やってもスタートアップせず。
データは必要なのでリカバリーできません。とりあえず古い14インチにUSBケーブルに15インチのHDくっつけて対処。
古いだけに遅い・動かない・はてなダイアリーにログインできない。ということで、自宅でホチホチ。
♪ は〜や〜く〜 こいこい17インチ〜


先週の問題の解答を致します。
「今や、丸のこに当たり前のように付いているブレーキ。
スイッチを切った瞬間に反動がない程度の速さで、「キューン」と鳴って、すぐに止まるので安全です。
このブレーキどうやって止めているでしょう。」
と言う問題でした。皆さんはどう考えられたでしょうか?
答えは「発電ブレーキ」です。
ヒントが「モーターは電気を回転運動に変えるだけではありません。」
となっているとおり、モーターというのは裏返しに使うと、発電機です。
発電機といっても、何もしなければ止まりません。
どうしてるか言いますと、スイッチを切った瞬間にスイッチの逆接点でモーターの発電した電気をショートさせます。
発電した電気をショートすると
丁度自転車のタイヤに、馬鹿でかいライトを付けた発電機をくっ付けた状態と同じ形になります。
いくら慣性のある自転車でも大きな発電をさせられると、高トルクが掛かって自転車が止まってしまいます。
丸のこのモーターも大きな発電をさせられる訳ですから、
慣性で回っているだけのモーターなら簡単に止まるってことなんです。
ちょっと難しい解説ですけれど、お分かりになったでしょうか。
分からなければ、コメントで質問してください。
30年以上前の最初のブレーキ付き丸のこは日立(当時は日立製作所)から発売されたのですが
100Vのコードが5本線になっていて、
1本はアース、2本は100V入力線で残りの2本がプラグのところで繋がっていて、
ブレーキの電気をこのコードに流していました。
しかし、インピーダンス(交流抵抗)が少ないため、反動があるくらい早く止まってしまい、
カーボンブラシの負担が大きく、故障頻度の高い商品でした。
次にコードではインピーダンスが足らないので刃とモーターの間に抵抗を入れました。
しかし、抵抗というのはブレーキを掛ける頻度が高いと発熱量が大きく、すぐ焼けるといった症状があり、
その後ステータコイル(モーターの外側のコイル)の中にブレーキングコイルを入れ
そこへショートさせる方式にしました。現在の100V電動工具のほとんどがこの方式を取り入れております。