PVアクセスランキング にほんブログ村

買ったほうが早い?

「買ったほうが早い?」
修理に出される方がよくこういった言い方で質問されます。
単純にこの言葉を日本語解釈すると、
修理するのと買うのとどちらが早いかということですので、
答えは当然「買ったほうが早い。」である。
しかし、お客さんはこういった意味で言っているのではない。
ズバリ本音を推測すれば二通りある。


一つ目は、”買ったほうが勝負が早いですか”
    =”修理をすると長い目で見たときに返って高いものに付きますか?”
    =”修理する価値がないですか?”
あるいは、手間を掛けた挙句に高額修理や修理不能状態のため、
     診断もせずに「買ったほうが早い。」と言う結論に至る。
ということである。


二つ目は、修理するものに
結論として「買ったほうが早い。」
と言われるのが嫌で、そう言われる前に先手を打っているということである。

でも、修理する側はこれからどうするかというと
1.修理品の症状を把握する。
2.原因を調べる。
3.対処法を考える。
4.高額になり過ぎないか見積もりする。
5.高額の場合、修理しても良いか確認する。
6.修理実行する。
7.正常に動くか確認する。
以上なのですが、「買ったほうが早い?」と言われるのはだいたい1の前後であるのですが、
実際判断できるのは4と5の間である。

お客さんあまり結論をあせらないで下さい。
迅速の対処をしますから。


しかし、色々なユーザーさまから
「○○金物屋へ修理を持っていくと”買ったほうが早い”ってすぐに言われる。」
と言う話を良く聞きます。
当然自分で修理をしない販売店です。
これっておかしくないですか?
ちなみに、私は「買ったほうが早い。」と言った記憶はありません。