商品を販売していて、一番うれしいと思うことがあります。
それは、勧めた商品を購入して頂き、その後に「調子が良かった。」「買って良かった。」など、
売って喜んで頂いた時です。
このことは、全ての仕事に通じると思います。
修理をして、喜んで頂いた。
お客さまのトラブルがあった時に、うまく対処ができたためにお客さまに笑顔が戻った。
これらも同様です。
職人さんも仕事を請けて、依頼されたお施主様や建築屋さんが、色んな意味で喜んでいただけることが金銭以外で、一番喜べることだと思います。
確かに利益も大切です。利益が少なくて喜ばれるのは当たり前なんですが、それでは負のスパイラルに陥ってしまいます。
適正利益の中でも、あるいはそれ以上の利益があっても依頼側が喜んで頂ければ、必ず次に繋がります。
でも、残念なことに、近年では依頼する側が満足感を表に出すと依頼側が不利になるようなイメージがあり
満足感があったとしてもそれを表に出さず、不満ばかりを全面に出して
請ける側の良いところがあっても、一向に目立たず
より不満な部分ばかり目が行ってしまうようなご時勢のような気がします。
売るものとしては、不満はぶつけていただいて構いませんが、
満足された部分に付いても、自分のためではなく、世界中の依頼された方々のために、
「お願いして良かった。」「作って頂いた物がすばらしかった。」「予想以上の出来栄えだった。」など
そんな声をかけて欲しいと思います。
悪い物は悪いと言い、良いものは良いと評価する
そんな世の中になれば、必ずもっと「お願いして良かった。」と言われるように、請ける者は、さらに上のステップを踏めると思います。
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