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部品供給期間その1

先日MAXのタッカの修理品を預かってきましたが、良くみると一番売れたTA-34シリーズの最後の機種でした。
実はこの機械は製造を打ち切ってから10年以上経っております。
当然ながら部品の補給がありません。
当店の対応としても最大限の努力をするために部品供給を2年ほど前に打ち切られたとき、消耗部品を買い占めました。
しかし、前にも言いましたが、エア工具の修理のほとんどが樹脂部品の自然劣化です。
例えば5年分も在庫を置いて、5年後に5年分劣化した部品に交換して3年しか持たないような修理は出来ません。
また、修理の時に思わぬ部品が不良だったため、ただ一つの部品がないために、修理が出来ないこともあります。
そのため、打ち切られた機械の修理部品はせいぜい2年分しか置きません。


よくお客様に
「何でこんな早く部品が入らなくなるの?」
「こんな早く部品を打ち切る機械メーカーの商品は買わん!」
なんて言われます。
確かに製造を打ち切ってからでも調子のいい機械は十年以上機械を使い続けます。
大型の木工機械なら大抵市販の部品で流用できますので、30年経ってもほとんど修理できます。
しかし、手で持って使用する電動工具やエア工具は小型化軽量化を図るため、小型軽量な専用部品を使います。
昔、日立の研修所で法的に充電工具は製造してから5年、電動工具及びエア工具は7年ということを聞いておりましたが、
その時は日立もマキタも最終製造してから8年以上の部品の保有をしていました。
先日、日立工機の役職の方にこの話をしたら
「厳密には部品保有期間の期間について法的な決まりはない。」
と、言われました。
ただ、常識の機械の耐用年数くらいは保有していないといけないと思います。
ここで、一つ問題なのが、あまり使わない機械の扱いについてどうするか?という問題があります。
使用者である皆さんは、どう捕らえるでしょうか?
続きはまた。
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