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部品供給期間その2

昨日は、たくさんの御意見を頂きまして誠にありがとうございます。


ここで、皆さんを敵に回してしまうかもしれませんが、部品補給するメーカー側のお話をします。
既製品の部品や現行モデルで使用している部品なら問題ないのですが、打ち切った機種の部品を10年以上保有すると言うことは大変なことです。
例えばマルノコだけでも部品が100種類近くあります。現行のときは製品用の部品に修理部品を追加して発注しますが、打ち切った場合、
発注量が数十個から100個位の発注量でも製作しないといけません。これは通常の数千個発注する単価とは全く違います。
メーカーもこんなことを避けるために工夫しています。
実際、マキタの本社の方に聞いた話なんですが、
「ウチは、機械を打ち切るときは、部品の製造コストを落とすため、打ち切り時に少数発注で高くつく部品は過去製造台数の3分の一の目安にして
大口発注する。この方法だと将来半分くらいゴミ処分する可能性があるが、それでもこの方が安い。」
これは、一つの例であるが、とにかく部品補給期間が長ければ長いほど、メーカーの無駄な経費が、かさむということである。
当然、無駄な経費がかさめば、商品価格にも反映してくる。
メーカーはその間において、一番中の取れる最大公約数を求めています。
使用者である皆さんにとっては、不服もあると思います。
”そこを何とか”と、言われる方も見えると思います。
機械の価格を上げないためにも、何とか御理解を願いたいと思います。
当然、当店も販売店としての最大限の努力をさせて頂きます。
代用できる部品は、限りなく使って修理します。
簡単に作れる部品は作ってでも修理します。
時には廃品も利用します。
もし販売店が「出来ない」って言ったら、このブログを見せてください。
修理できるかどうかも判断しないで「新品を買え!」なんて言う販売店がいたら「看板を下ろせ!」って言いたくなります。
それをしないと50年以上経った住宅を気持ちよく修理する棟梁に笑われますから・・・・
それではまた。
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