最近、めっきり冷え込んできました。
実は私、極度の冷え性なんです。
夏の暑いのは平気なんですが、冬は冷えると足が痛くなるし、手の指は感覚がなくなるし、いいことがありません。
対策として、冬場は防寒の下着を上下で着て、防寒靴下を二重に履いて、時には防寒ブーツを履いて寒さをしのいで仕事をします。
寒い時に修理で手が冷えてくると思い出すことがあります。
かなり前の話ですが、ある元ヤクルトスワローズの投手が現役の頃、その実家に大入れルーターの修理に行きました。
とにかく寒いだけでなく風の強い日でした。
ここで刻んでいる大工さんは同じ敷地を元ヤクルト投手の父と共有する弟さんでした。
ナゴヤドームで初先発で勝利投手になった時は、先発は極秘なのに、なぜかナゴヤドームに身内全員観戦していました。
トスバッティングの練習場の横の吹きっさらしのところに大入れルーターが置いてありました。
「すぐ、直らんか？」
と大工さん困っている様子なので、原因を付き止るため、まず症状を確認。
症状は平の刃を降ろした時は回転するが、アリの刃を降ろした時は起動しません。
この時、考えられることは、平を上げて且つアリが下がっている時に初めてアリが回転する設計になっていますので、
アリのスイッチ不良か平の安全リミットスイッチの不良です。
直感で平のリミットスイッチと睨んで、平のリミットスイッチの蓋を開けます。
するとリミットスイッチは異常ないのですが、それをバネで押すプレートの動きがよくなるように塗ってあるグリスが、
寒さで硬くなり、粘着剤のようになっています。
まず、グリスを拭き取り、粘度の低いグリスに替えて、戻します。
これで直ると思ったんですが、この寒さです。普通の人なら問題ないでしょうが、極度の冷え性が修理をしております。
冬の風の強い日なので、手が悴（かじか）んで、指が思うように動きません。
プレートがうまく入ったと思ったら、スプリングが飛んでルーター屑の中へ、
探して拾って機械にはまったと思ったら、今度はプレートがルーター屑の中へ、
これを何度も繰り返した挙句にやっと修理完成。
もう指先は全く感覚がありません。
最初から小屋の中に持っていけばよかったと反省しております。
（でも、大工さん吹きっさらしの中で頑張って仕事をしておられますから負けずに外で修理しようと思ったのが間違いでした。）
とりあえず、早く温かくならないかなぁ・・・
それではまた。
追伸
この場を借りて、昨日のコメントの御返事をさせていただきます。
hiroさま・埼玉県人さま
コメントありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
ｈ168さま
WH12VDは、かなり新しい機種です。
高圧エアインパクトドライバは回転がものすごく速いため金物のビスは感動するほど早く締まります。
欠点はエアの使用量が非常に大きい以外に、ハンマーの消耗が非常に早いことです。
HMでメインの使用をすると1年で締め付け速度が新品の時の半分以下になります。
takaさま
正解です。どうしてDCモーターの耐久性が悪いか？勇気のある方はコメント下さい。
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