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LP360修理2題 その2


最近は、ほとんど触れた記憶のないLP360ですが、現地に着いて確認すると
電源を入れて、昇降して、厚みを測って適正位置で止まるんですが、送材ベルトが起動しません。
このLP360の起動方式は厚みを測って、さらに奥のリミットスイッチ(材料が踏むとONになるスイッチ)を踏むと
ベルトが起動します。
奥のリミットスイッチは送材ベルトを回しているローラーの真下にあります。
そのリミットスイッチを踏むと適正な加圧にするために少し下がりながら、ベルトが起動するために
短い垂木を削っても、指を潰されることがありません。
今回単純にそのリミットスイッチの不良だろうと思って導通チェックをしますが異常なし?
あと考えられるのは・・・、え〜と・・・。
今調べたリミットスイッチを踏んでいるときにその上の材料上に当たるリミットがONになると次の動作に進むので
材料の上に当たるリミットが怪しい。
とりあえず、上蓋を開ける。
するとリミットに当たるべきカムが空振りしていた。
それでは正常に作動しない。どうしてこうなったかは原因不明だが、きちんと当たるようにして修理完了。


そのまま、直帰するのはもったいないので、帰路途中の最近立ち寄っていない宮大工さんの作業所に寄る。
お邪魔すると大工さんがいきなり
「超仕上の調子が悪いので見て!」
先ほど修理したものと同じ機種である。
症状は時々エラー(光るスイッチが全点滅)出て一時的に何の操作もできなくなるが、知らないうちに復帰する。
今度も各リミットの異常の可能性があるので、すべてのリミットスイッチに異常がないか?チェックする。
しかし、異常はない。
特に急いでいないようなので、マキタに問い合わせる。
しかし、現在マキタで木工機械の問い合わせに対して即答できる部署がない。
工場内に受付があるようだが、会社が大きすぎて工場内は電話連絡は使えない。
すべて社内メールか社内FAXのみ。
木工機械メーカーでこんなところは他にないですよ。何とかしてマキタさん!
以前はマキタの木工機械はTMKと言う別会社だったため、電話で問い合わせができた。
もちろん、専門の技術者が多いので即答できた。
しかし、TMKがマキタに吸収されたときに、TMKの技術者は別の部署に配属されてしまったので、
現在は別の従業員が行っているようである。
とにかく伝言ゲームでもそのまま伝えればわかる方にはわかる言葉で伝えて、返事を待つ。
続く