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大工さんを育てるのは大変!その2

昨日は5000近いアクセスがありました。もちろん過去最高だと思います。
たくさんの方にご覧頂いてありがとうございます。
本業の方は、昨日から始めておりますが、例年ですと伝票や領収書の日付を最低でも10回くらいは、間違えて古い年号(23年)で記入してしまうのですが、
なぜか昨日は間違えませんでした。今日は作業場の移動した機械の組み付け設置がありますので、気合を入れて事故のないように行ってきます。
それでは本題に入ります。

タイトルとは若干ズレる内容かもしれませんが、怒らずにお付き合いください。
かなり前の話です。
ある大工Kさんが
「若い衆が欲しいので、誰かいたら紹介してくれ。」
と言われまして、数日後、当時まだ元気だった父が、
「いきつけの薬屋の店員さんの息子さんが大工の見習いをしたいのでどこかないか?と言われたので、どこか良いところがあるか?」
「この前K大工さんから言われていたので、そちらに話をしましょうか?」
と言うことで、父が連絡して直接K大工さんと見習い希望の子と面接することになったようです。
面接後、K大工さんから電話がありました。
「若い衆が面接に来てくれたけど、真面目そうなんだけど、金髪とピアスが気に入らないので、『初日まで、はずしてこい。』って言っておいたよ。」
と、私に筋を通して頂いた連絡がありました。
今から10年以上前の話です。
田舎の仕事も行っている大工さんですから、現場に金髪ピアスの見習いと連れてこられたら、お施主様はちょっと引いてしまうかもしれません。
ところが出勤初日の朝、K大工さんから電話が掛かってきました。
「紹介してくれたからちゃんと話すが、若い衆金髪もピアスもはずしてなかったので、ひどいことを言ったら、自分の車からバットを持ってきて思いっきり頭に振り下ろしてきた!俺は避けたから無傷だったが、若い衆はそのまま帰っちゃたよ。また来ても使わないから頼むね。でも、避(よ)けていなかったら死んでいたよ。」
危うく傷害事件になるところでした。
でも、見習い希望だった子のお母さんには連絡しようか迷いましたが、一応連絡しないと事実を知らないでいる可能性がありますので、事実連絡をして、K大工さんにお詫びのお願いをしました。(もちろん私のところとK大工さんのところにお詫びに行かれました。)
その翌月K大工さんが来店されたとき、何か風邪を引いたような具合の悪い感じでしたので、
「病院に行ったほうが?」
と、言うと
「みんなに言われる。でも忙しいので今は行けない。」
でも、数日後病院に行ったら白血病が判明して、兄弟の血液も合わず、半年後に帰らぬ人となりました。
「避けていなかったら死んでいたよ」(出血が止まらない病気だったんです。)
というのが本当でした。改めてK大工さんのご冥福をお祈りいたします。
それではまた。
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