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「何か良い話はございませんか」

自分は毎年、歳をとっていきますが、お客さまは若い世代に入れ替わっていくために、平均年齢は変わりません。
これは、どの業界も同様のことが言えると思います。
お客様だけでなく、お付き合いさせていただいている担当営業マンもコロコロと入れ替わるために、平均年齢は変わらないはずなのに、
担当が替わるたびに何か若返っていくような気さえしてしまいます。


先日も若い営業マンが売上不振で、
「何か良い話はございませんか。」
と、ありきたりの文句を言ってきましたので、すかさず、
「その言い方はおかしい。それは自分本位の言い方ですよ。自分だけが得をする話を頂こうなんて虫が良すぎるよ。もっと違う言い方をしなさい。」
「えっ!なんて言うんですか。」
「注文が欲しい時は『何かお役に立てることはございませんか?』と訊きなさい。そうすれば相手も得をするお願いになるから。」
「はい!分かりました。何かお役に立てることはございませんか?」
「いきなり使うか???でも、残念ながら今は特にありません。」
(ちょっと冷たかったですね。)


何か営業マンと言う職務はうまいことを言って、注文をとることが仕事のようなイメージが強いように思えますが。
それは業界の景気が良い時は通用しますが、景気の悪い時は通用しないと思います。
本来の営業の職務と言うのは会社の売上側の窓口に立って、自分の会社が、より社会の役に立てるように市場を開拓したり、
日頃の取引先の便宜を計らうことが使命だと思っております。
売上優先主義のように思われがちですが、今の売上が大切か?将来の売上が大切か?
皆さんはどちらを優先しますか?
昔から”継続は力なり”とも言われています。
それではまた。
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