先日、軽自動車購入に付いて、営業が増税後に購入したら損をすると思っておられましたが、
先週ミヤナガの営業マンが2月の展示会のPR目的で来店し、
「増税前に、しっかり仕入れておいて下さい。」
とのこと。
でも、当店は本則課税業者のため、増税前に仕入れても何のメリットもございません。
本則課税業者は1年間に頂いた消費税から支払った消費税の差額を納税します。
ちなみに年商（年間総売上額）が5000万円以上の業者はすべて本則課税でなければいけないことになっています。
問題は3月に5%で仕入れたものを4月に8%で販売するとどうなるか？
答えは余分には儲からないことになります。
例えば3月に税別1万円のものを仕入れ4月に税別12000円で販売したとします。
消費税が5%のままなら利益は2000円ですが、平成26年の場合
仕入時 10000円＋消費税500円＝A
売上時 12000円＋消費税960円＝B
納税時 受取消費税960円-支払消費税500円＝C
正味利益 B（12960円）-A（10500円）-C(460円）＝2000円
と、言うことで結果は同じ利益2000円となります。
ですので、このことをミヤナガの営業マンに
「年商5000万円以上の業者は本則課税のため、増税前に仕入れても一銭の得にもならないよ。」
と、言うと少し呆然としている様子。
今回の最大の武器を失った代償は大きいようです。知らなかったほうが幸せかもしれません。
消費税が施工されて四半世紀経っているのにも関わらず、このことを知らない営業マンや販売店が多いのも事実です。
でも、このことは建築業者にも関係しています。
消費税施工前に買い込んだほうが得か？得ではないか？
続きは明日。
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