先日も過去のブログを見て入隅カッターをお買い上げいただきました。
ついに在庫が切れてきましたので、ベースの製作をしないといけません。
こんなベースを加工してくれるところはいくらでもありますが、自分の希望価格で作ってくれるところはないと思っておりますので、
当初から自分の時間の開いている時に加工しております。
幸い当店の2階には父の形見のフライスがありますので、自分で作ったバイスに墨をした加工材を挟んで、
手加減で加工しております。
こんな感じで加工しております。
フライス盤は大入れルーターのような感じで対象物を削っていきますが、木と違い切れる分だけ押す感じで削らないと
刃がすぐに折れます。遅すぎると刃持ちが悪くなります。
また、進行方向に対して刃が右回転のため、左に曲がろうとします。
でも一番問題なのは、４mmのビスが通る長穴加工に必要な刃物（エンドミル）が規格にありません。
そのため刃物まで自作となりました。
鉄工ドリルの側面を先日の下穴錐のように横向きも削れるように加工します。
そう言えば、父が昔、
「職人の道具は自分で作る。」
と教えられたことを思い出しました。
それではまた。
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