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亡くなられた親方のフォロー その2

それでは折れた鋳物のハンドルの再生をします。
まず、折れたハンドルは折れたときに多少ひずんでいるため元通りには組めません。
そのため、接合部を削って小さくします。

今回はディスクグラインダで削ります。多少削りすぎても溶接で盛ることも埋めることもできますので、少々削りすぎくらいでOKです。
今回は溶接部が薄いため開先加工(接合部の面を取って、接合中心部まで付くようにする加工)はしません。

これでうまく割れたパーツが並び復元する状態になりました。
これから溶接をします。溶接機は普通の溶接機でできますが、ある程度の容量があるものがいいですね。(130Aくらい欲しいです)
溶接棒は鋳物用(鋳鉄用)を使います。これは買うとびっくりするほど高いので(一般鉄工用の100倍くらいします)、
大切に使っております。それでは溶接開始!

見た目には美しくないですが、使用上問題ございません。
後日、作業場で取り付けて問題なく使えるのを確認しました。
若頭のお役に立てたでしょうか?
それではまた。
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