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シリコンのお話

シリコンと言えば、建築業界ではすぐにコーキング・シーラントを思い浮かべるでしょう。
あるいはシリコンスプレーを連想される方も見えると思いますが、最近は削り物がありませんので、
こちらを連想される方はほとんどいないでしょう。
そもそも、このシリコンって何でしょう?
シリコンは元素記号のsi(元素名セレン)のsiはシリコンのsiです。
(主原料は長石と聞いております。製造工程については全く分かりません。)
参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3
シリコンコーキングはsiからできた樹脂のシリコン樹脂、シリコンスプレーはsiからできたシリコンオイルです。
但し安いシリコンスプレーにはシリコンオイルが少ししか入っておらず、
半分は押し出しガスであるLPG(プロパンガス)で残りの半分の大半が普通の潤滑油らしいです。


シリコンオイルやシリコン樹脂の特徴は


1.変質しにくい。
無機質のためシンナーでは溶けない代わりに耐油性、耐水性にも優れています。(一部溶けるものもあります。)


2.離型(型から離れやすい)作用がある。
シリコンオイルやシリコン樹脂を触ると特有のさらさらする手触りがします。
これはシリコン樹脂の一部が手に移り、他の物質をはじいているからこのような感覚が起こります。
そのために手押し定盤や自動定盤にシリコンオイルを塗ると滑走が良くなります。
その反面シリコンコーキングは離型作用のため、塗装がつきません。
また、シリコンの打ち継ぎにも難があります。
これらのことを踏まえてお使いください。


ちなみに変成シリコンはシリコンではなく、シリコン風のコーキングですので、塗装や打ち継ぎが可能です。
それではまた。
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